近代日本の万能人 榎本武揚
まんま、榎本武揚について語りつくした
というような本。
榎本武揚の業績については本の後半にまとめてあるが、
それを前提に語っている人が多いので、先に後半を読んだほうが吉かも。
函館戦争が取り上げられることが多いが、
明治に入ってやったことの多いこと多いこと!
政府の役人としてはもちろん、
隕石(隕鉄)を使って流星刀を作ってたり、
シベリアを横断して南京虫に苦しめられたりと・・・
少なくとも科学者としても当代随一であったのは間違いないようだ。
敗軍の小でなければ間違いなく首相も勤めうる人物だったであろう。
(統領と首相どっちがいいかという話はあるが)
すばらしい座右の銘である。
「学びて不足を知る」