実は世界史、しかも産業革命以前についてはほとんど勉強したことが無い。高校でも世界史Aとやらを習得したはずなのであるが、これは紀元1000年くらいからだったように思える。
というどうでもいい前置きから始まるのであるが、ヒストリエを買ってしまった。ちょっとは我慢しようと思っていたのであるが、個人的に好きな漫画家なので。
ところで、同じ作者(岩明均)のヘウレーカという作品もあるわけだが、これはもう少し時代が下っているようだ。ヘウレーカはハンニバルのころで、ヒストリエはあの人の話だよなぁ・・・というワケ。どちらの作品にもアルキメデス先生が出てくるのであるが、お年の召し方がぜんぜん違う。
一生の間に読めるのは書物全体の中のほんの一部なのかもしれない・・・(2巻)
書物から得た知識の多くが ほったらかしにしておけばいつまでも“他人”なのだが
第三者にわかりやすく紹介して見せることで初めて“身内”になってゆく(3巻)
の二つをさらっと言っているあたりがこの作品の凄いところだ
現代人は過去の人を馬鹿にする(ピラミッドをよく作ったなんて言っているあたり)ように思うけども、弥生時代、いや、縄文時代の日本だってちゃんと文化しているのである。そこで発生したミームを我々が受けついているのだと思いたいし、現にそうだと思っている。
と本の中身にほとんど触れていないメモでした。