Microsoftの最新版Virtual PCである、Windows Virtual PCを使って、
Windows7 (home premium)上にLinuxであるCent OS5.4を入れたときのメモ
Googleで見つかる、MicrosSoftのページだと、XPモードとのセットのページがはじめに出てくる。
それでは、Windows7 Ultimateにアップグレードが必要なので、home premiumでは使えない。
しかし、Windows Virtual PCだけ(XPモード無し)であれば、次の場所から入手可能だ。
Windows6.1-KB958559-x64.msu
をダウンロードしてインストールする。
このあたりがすごく不親切だと感じる。
マイクロソフトは自分が売りたい物は積極的に紹介するが、
この手のツールについては隅っこの方にリンクがあればマシというレベルなので、
wikipediaなどからたどった方がよほど早い
それと、マイクロソフトとインテルはホームページが本当に分かりづらい。
さて、ダウンロード完了後に、インストールして再起動すると、
スタートメニューにwindows virtual PCが追加される。
起動するとエクスプローラとしか思えない画面がでてくる。
よく見ると、上の方に仮想マシンの作成なんてメニューがある。
インターフェースの統一??
仮想マシンの作成を選ぶと仮想マシン名を決めて、後は道なりで仮想HDDのサイズなどを決める。
とりあえず、メモリは2GB,HDDは20GBを設定した。
が、起動しようとするとメモリが足りなかったので、1GBに減らす。
後から、いくらでも設定できるようだ。
仮想環境のファイルをダブルクリックでブート。
BIOSのブートオーダーの設定が、HDD優先になっている。
はじめはCDにしておいてくれよ。
CentOSのISOイメージを仮想CDにつっこんだんだけど、
エラーになる。もう一度ダウンロード??
再ダウンロードでOK。
戦犯=JAIST・・うそです。うちのネットワークかもしれません。
CentOS5.4をインストールしようとしたが、
GUIでインストールするとVGAのドライバが悪いのか、
横に広がった画面になってしまった。
仕方なく、リブートしてtextモードでインストール。
今度は無事にインストール完了。
でもやっぱりXはおかしいのね。
調べたところ、
/boot/grub/grub.confのカーネルオプションに
vesa i8042.noloop
を続けて書いておけばOKとのこと。
普段、Xなんて使わないから新鮮だぁ。
マウス用のnoloopのオプションってずいぶん昔に指定した記憶があるのだけど、
何のときだったかなぁ・・たぶん7,8年前
とまれ、インストールはこんなものだと思う。
と思ったが、ネットワークの設定がまだだった。
いくつかモードがあるようだが、
内部ネットワークモードは、
英文の資料によるとゲストOS間の通信のみとある。
NATのほうは、ホスト側でアドレス変換を行ってゲストが外部ネットワークとの通信を行うモードだそうだが、
ホストとゲストの通信も可能のようだ。
ホストOSがNAT機能つきのルーターの役割をしているということか。
Linuxに(無線の)ネットワークアダプタのドライバなんて無いのだけど、
Windows7(ホストOS)がエミュレートして有線LANのデバイスとして
見せているらしく、通信はできるようだ。
しかし、ルーターまではつながるのであるが、インターネットとはなぜかつながらない。
うちのルーターちゃんが持っているNAS機能にアクセスはできたので、
とりあえずこれでファイルの転送は可能になったはず。
参考にしたHP
http://blogs.technet.com/windows_vpc/
mount -t cifs 192.168.1.1:/disk_pt1 /tmp
の感じのコマンドでOK
上で斜体にした部分が納得いかなかったので、少し調べてみた。
はじめに疑ったのが、DNS。一発でビンゴ!
ヤフーのアドレスをホスト側でひいてきて、ゲストからpingすると無事に応答がある。
ホストのWindows7はDNSサーバーがルーターのアドレス、すなわち、192.168.1.1になっていて、
ゲスト側も同じ192.168.1.1になっているのだが、それではなぜかアドレス解決できないらしい。
妙なところで悩ましいが、ルーターの制限なのだろうか?
/etc/resolve.confにルーターが使っている(プロバイダの)DNSのアドレスを指定して事なきをえた。
っと、dhcpで勝手に取得されるので、/etc/sysconfig/network-script/ifcfg-eth0の中のPEERDNSをNOにしておく。
ともあれ、これげゲストOSのCentOS 5.4からインターネットにつなげることができた。
インターネット == ブロードバンドルーター =(無線だよ)= ホストOS(win7)
までがつながっていればゲストOSをwin7上にいれて共有ネットワーク(NAT)にすればつながる。
ただし、DNSサーバー名だけは/etc/resolve.confにルーターが使っている物を設定する必要あり。
ということが分かりました。
無線部分のドライバはゲストOSには無いけど、問題ないのがうれしいね。
後、何故かディスプレイサイズが小さいのでXを立ち上げて画面の管理でディスプレイのサイズを
拡大するほうが便利ですね。