人口こそ国力と言えるが、マルサスの理論によれば人口は食料で頭打ちになるという
[人口から読む日本の歴史]によると、人口が増えてくると、人為的な抑制が入るから必ずしも食料で頭打ちにならないとも言われているが
人口制限
人口と資源の不均衡がもたらす決定的な破局を事前に避けて
一定の生活水準を維持しようとする行動
日本においては、都市部に人口が流入し、都市部の出生率や寿命が低下することで
調整になっていたという説も唱えられている
石高人口比は0.4くらい。
江戸時代で2200万石とすると、4000万人弱を養えた計算
実際に江戸時代の人口は3000万人くらいだった模様
人口が増加するかどうかは乳児から幼児の死亡率の高さによって出生率が決まる
だいたい2人の子供、出生率が4人以上で、2.1人の成人を超える→人口が増える土台ができる
鎌倉時代650万人 中国は1億人
関ヶ原1200万人 中国は1.3~2億人
江戸末期3300万人 中国は5億人
なお、上記の本で示唆的なのは
少子化について
孫の世代にまで地球環境を破壊させずに手渡していくためには少子化の是認と生活様式の見直しがどうしても必要である
と論じている点である。少子化ってむしろ環境に配慮することになるのだが、少子化が悪という風潮から議論が必要かもしれない