熊本城、実は3度も訪問している。
松山城や、高知城なども外から何度となく見ているのだが、
入場料を払ってまで3度もいったのは、ここだけである。
熊本城の最大の特徴は石垣であると言える。
現存する中でNo.1の石垣と堀の深さではなかろうか?
大坂城や江戸城もこんな感じだったのだろうけど、
残念ながら、熊本城ほど綺麗に残っていない。
九州の中心は、太宰府であった時期が長いのであるが、
江戸時代から明治初期にかけては熊本が中心だったようであるから、
さもありなんである。
細川氏は外様の中では、前田、伊達と並ぶ官位をもっていたそうだ。
農業を中心で考えると、肥後の国は九州の中でも飛び抜けていたのだろう。
筑後平野や佐賀平野もそれなりか。
西南戦争のおり、政府軍が守り切れたのも納得の防御態勢である。
(ただ、なんで燃やしてしまうの?というところは残念至極)
天守は残念ながら焼失しているのだが、
宇土櫓は残っている。
元々、小西行長の宇土城の天守を移築したと思われていたらしく、
宇土櫓と言うそうであるが、実施は熊本城オリジナルらしい。
この櫓は櫓のくせに、そんじょそこらの天守よりも大きいという代物である。
宇和島、丸亀、備中松山よりは明らかに大きい。
松山、高知も同じレベルなのではないか?